WEGDIHの創業メンバーであり、都心高額不動産の売買仲介チームを率いる野田和喜さん。農大を卒業した野田さんがパチンコホール勤務を経て、いかに不動産のプロフェッショナルとなり、またWEGDIH創業者・清水社長の右腕となり、そしてゼロから現在のプロフェッショナル集団を築き上げたのか。その軌跡は、WEGDIHのDNAそのものを物語っています。
GA technologiesで引き当てた「1000分の1」の幸運

――WEGDIHに創業メンバーとして参画するまで、ユニークな経歴を辿っているそうですね。
キャリアスタートは、大学時代にパチンコにハマり、パチンコホール運営会社に就職したところからですね。エリアマネージャーまで任されたのですが、業界の先行きを考え、30代前半で不動産業界に。そこで入社した会社が、清水が創業したGA technologiesにM&Aされたんです。これがまさに私の人生の最大の転機でした。組織再編後、私に用意されたオフィスの席が偶然にも清水の真向かいだったんです。従業員は1000人以上いますから、「0.1%の大当たり席」を引き当てたんですね。
以来、清水から、直接指導を受ける毎日が始まりました。清水の営業スタイルは、私が知っていたプッシュ型とはまったく違いました。お客様を説得するのではなく、ロジカルな提案で課題を解決し、お客様のほうから「買いたいです」と言っていただくプル型の営業だったんです。
声のトーンから表情、身振り手振りまで、すべてを真似することから始めました。そのおかげで、未経験だった売買の領域で、わずか2か月で月9件の契約を上げるなど、自分でも驚くほどのスピードで成長できました。「誰に学ぶかで成長速度は著しく変わる」ということを身をもって実感しました。
退路を断って選んだ、「清水に賭ける」という道

――清水社長とともにWEGDIHを立ち上げるに至った経緯をお聞かせください。
ある夜、清水から食事に誘われ、「GA technologiesを退任する」と告げられました。清水を師と仰いできた私にとって、非常に衝撃的な一言でした。清水曰く「次に何をするかはまったくの白紙。不動産事業をやるかどうかもわからない」と。それでも私は「この人についていく」としか考えられず、迷わず退職を決意したんです。一方的にですがまさに「清水に賭けた」んですね。
その後、約1年の準備期間を経て、清水、もう一人のメンバー、そして私の3名でWEGDIHを立ち上げました。私は「0→1」で新しいものを生み出すより、つくられた「1→100」で仕組みを拡張していくほうが得意なタイプ。しかし、創業当初は本当に何もありませんから、得意分野だのなんだのと言っていられません。自分たちでコツコツと顧客を開拓していきました。「本当にこのやり方で合っているのか」と、暗いトンネルの中を進むような不安と日々戦っていたのを覚えています。
1,000件の飛び込み営業で掴んだ信頼。WEGDIHの勝ち筋が生まれた瞬間

――暗いトンネルの中で、どのように光を見出したのでしょうか。
できることは何でもやりました。そのひとつが、当時売りに出ていた数億円クラスの物件の、オーナー様宅への飛び込み営業です。1,000件近く訪問したと思います。
そのなかで、あるオーナー様から「物件がなかなか売れない」とご相談を受けました。販売状況を詳しく確認したところ、情報流通の範囲が限定的になっている可能性があることがわかりました。不動産業界では、取引形態や営業方針によっては、物件情報の共有範囲が狭くなるケースがあります。私たちは市場での情報流通状況を整理し、流通経路と販売活動の実態を客観的なデータとともにご説明しました。そのうえで、透明性を重視した販売戦略をご提案し、売却をお任せいただくことになりました。結果として、3か月間成約に至らなかった物件を、販売体制を見直してから1週間で成約へと導くことができました。
――その成功体験が、今のWEGDIHの行動規範に繋がっているのですね。
そのお客様は、今でも追加で3億円規模の物件購入のご相談をくださるなど、弊社を信頼してくださっています。目先の利益のために顧客の不利益になるようなことはしない。正しい情報を正直にお伝えし、お客様に心から納得していただく。この当たり前の積み重ねこそが、信頼となり、次のお客様へとつながっていくんです。この創業期の体験こそが、WEGDIHの揺るぎない勝ち筋になったといえます。
創業の熱量を組織の力へ。日本トップクラスの意思決定スピード
――創業から3年が経ち、組織も大きく変化してきたかと思います。
創業期に培った泥臭いまでの行動量が、今のWEGDIHの基盤になっています。最近では新しいメンバーも増え、会社の基盤も整ってきました。彼ら・彼女らが熱心に仕事に打ち込む姿を見ると、創業当時の自分の熱量を思い出し、身が引き締まりますね。
――現在の組織の強みは何でしょうか。
圧倒的な意思決定スピードです。良いアイデアがあれば、社長の承認ひとつで即日実行できます。結果についても、良いときも悪いときも、社長自らが掘り下げてフィードバックをくれます。このカルチャーがあるから、誰もが失敗を恐れずに挑戦できるのだと感じています。
――これまでを振り返って、未来の仲間へメッセージをお願いします。
もし今私が、創業期の自分に声をかけるとしたら、「今は暗いトンネルかもしれないが、考え抜いて行動し続ければ、見返りも成果も絶対に出る。やり続けろ」と言うでしょう。WEGDIHは、まさにこれを証明できる場所なんです。
求められる資質は、現状に満足せず、自ら仮説を立てて行動できること。当社は最高の機会と正当な報酬で応えます。もしあなたが、不確実性のなかでもがきながらも、自分の力で道を切り拓く面白さを味わいたいなら、これほどエキサイティングな場所はありません。ともに、会社の未来を創っていける日を楽しみにしています。

